本校の学校保健委員会において「高校生の食生活(夕食)について」というテーマで協議が行われました。
初めに本校生徒(保健委員会)代表から,10月に全校生徒(中・高生 1,032名)対象に行った食生活アンケートの調査結果についての報告をし,それをもとに協議が行われました。学校医や歯科医,薬剤師の先生方から貴重なお話を聞くことができ,「食事についての正しい知識を得て,自分の健康については自分でしっかり考えること」が大切であることがわかりました。今後の1人ひとりの食生活に生かしていきたいと思います。
詳細は次に示すとおりです。
1 日 時 平成22年11月18日(木)16:00~
2 場 所 本校会議室
3 参加者 学校医(4名),学校歯科医(1名),学校薬剤師(1名),保護者(5名)
職員(15名),保健委員会生徒代表(5名) 計 31名
4 協議内容 テーマ「高校生の食生活(夕食)について~アンケート結果から~」
○アンケートから
・夕食を食べる時間は学年が進むごとに遅くなっている。
・特に高校生では,部活動や塾に通う日には夕食時間がさらに遅くなり,9時以降に食べることも多くなっている。
そのため,一人で夕食をとることも多い。
・帰宅までに空腹を満たすための間食を摂る人が全体の50%をしめる。
・よくコンビニを利用し,スナック菓子やおにぎり,菓子パンを購入して食べている人が多いことなどがわかった。
○ご指導内容
<夕食について>
・遅い時間は食事をしない方がよいが,夜食として食べるのであれば,バナナやすり下ろしたりんご,レンジで加熱したりんごなど消化のよいものにすると朝まで残らないのでよい。
・三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)+ビタミン類をしっかり摂取し,バランスのよい食生活を心がける。
・とにかく薄味に慣れよう。濃い味のものは過食を招く。
<間食について>
・間食は基本的にはしないほうがよい。
・我慢できないときは,スナック菓子や菓子パンよりはサンドイッチにするとよい。
・食品の品質表示をみる癖をつけよう。食品添加物などがあまり入っていないものを選ぼう。
・寒天,いりこ,海草類は腹持ちがよくて体によい。生麩がおすすめ。
・欲しいと思った時に食べるのは悪いことではないが,何をどう食べるかが大切だ。
<朝食について>
・朝食は3食の中でも特に重要。朝食をしっかり食べよう。朝食を抜くと逆に太りやすくなる。
・朝起きて2時間以内に朝食を食べることで体をリセットすることができる。
・1日の食事によるエネルギー摂取を10としたとき,朝3昼3夜4の比率が望ましい。
<食べ方について>
・よくかんで消化吸収を促すことが大切。(免疫力もあがる。)
・早食いやすすり食いは満腹中枢が刺激されないため,過食気味になり肥満を招く。
<その他>
・食べる前には必ず手洗いを行う。手首や爪の中も意識して20秒から30秒程度洗うことが望ましい。
・中高生は一番食べなければならない時期なのでダイエットは禁物。
・就寝している時間帯は唾液の分泌量が少なくなる。得る前の歯磨きをしかっり行おう。